HOME | 2018年 山形大会

更新日 2018-08-29 | 作成日 2018-07-27

美術による学び研究会 山形大会 最終案内

1.受付は,12時30分から行います。
2.1日目の座席は,おかげさまで満席になりました。
   荷物は会場に置くことができますので,受付でご確認ください。
3.懇親会参加希望者は,小銭を用意してご参加願います。
   受付で,1次会料金までをお支払いください。
4.芸術工科大学の卒業制作展オプションツアーを行います。
   受付時に参加確認します。当日参加も可能です。
5.上記と同様の内容を,美術による学び研究会HPに告知しております。
6.何かご不明な点は,事務局メールに連絡をお願いします。

  事務局メール manabikenyamagata@gmail.com

それでは,当日お会いできることを楽しみにしております。

会場会費は、お支払いください。

Blog 「つくること みること かんがえること」で会場付近の情報を紹介しています。

平成29年度 美術による学び研究会 山形・東北大会[連携企画]
東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展 鑑賞ツアーのご案内

 山形市内にある東北芸術工科大学にて、2月7日(水)~12日(月祝)まで、卒業/終了研究・制作展が開催されています(10:00~17:00/入場無料)。
 今回、2月11日(日)の研究大会終了後に、大会参加者の皆さんを対象とした鑑賞ツアーを開催する運びとなりました。広大なキャンパスの中、本年の見所をご案内いたします。ぜひご参加ください。

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東北芸術工科大学 卒展鑑賞ツアー2018
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日時:2月11日(日)13:30~15:30
会場:東北芸術工科大学(山形市上桜田3-4-5)
対象:美術による学び研究会(山形・東北大会)ご参加の皆様

申込:不要 ※13:30に本館1階インフォメーション前集合

スケジュール:

12:00「美術による学び研究会 山形・東北大会」終了
※山形駅東口より無料シャトルバス運行/12:30または12:50発

13:30 大学本館1階インフォメーション前集合 ツアースタート
    http://www.tuad.ac.jp/sotsuten/map/index.html

15:30 ツアー終了(その後は自由見学)

※山形駅行きの無料シャトルバス運行/15:50、16:20、16:40、17:10発

アクセス:
http://www.tuad.ac.jp/sotsuten/access/index.html
◎お車/大学駐車場(無料)をご利用いただけます。
※日曜日のため混雑が予想されます。
◎バス/「山形駅⇔芸工大」無料シャトルバスをご利用いただけます。
山形駅東口バスロータリー発(往路):12:30、12:50
芸工大前バス停発(復路):15:50、16:20、16:40、17:10
※土日祝のみ運行 ※所要時間約20分



■東北芸術工科大学 卒業/終了研究・制作展
 東北芸術工科大学には、毎年全国から学生が集まり、山形の雄大な自然と文化のなかで、互いに刺激しあいながら研究・創造を行っています。本展では、学部および大学院生の学びの集大成となる500点以上の力作が、大学キャンパスを舞台に一挙展示され、毎年3万人を超える市民が来場するほか、ギャラリストやメディア関係者も多く訪れます。
 東北・山形にある芸術大学として、周りを囲む山々のようなダイナミックで、独特な魅力を感じる作品・研究に溢れる展示です。ぜひ、多くの方にご覧いただければと思います。
http://www.tuad.ac.jp/sotsuten/index.html

お問い合せ
東北芸術工科大学 地域連携推進課(担当:伊藤)
tel: 023-627-2218/fax: 023-627-2081/e-mail: ito.michiko@aga.tuad.ac.jp

上の写真は山形県の「広報写真ライブラリー」のものを利用規約に沿って利用させていただいています。ありがとうございます。

美術による学び研究会の主旨





近年、アメリカやイギリスの教育界ではeducationという言葉が影を潜め、learningという言葉が多用されてきています。
 これは学校教育の場に限ったことではなく、美術館など社会教育の場でも同様の現象だといわれています。同様にわが国でも、「学びの○○○」や「○○○な学び」のように、学び(learning)を視点とした教育論や授業改革が広まってきています。


 教育(education)という言葉にまとわりついた「教師→学習者」という一方通行的な、知識伝授のイメージを払拭し、教育を学習者の視点から捉え直し再構築するという意味で、学び(learning)という言葉が流通しているのでしょう。


 学習者間の相互作用や共同性、体験や身体性からの育ち、一人ひとりの学びかたや個々に達成されたことなどを重視する学びという視点は、美術の教育においてこそ必要不可欠であると考えます。
 たとえば、相互性や共同性の具体的な表れである対話やしぐさに着目した授業分析、個々と集団における意味生成を充実させる鑑賞や表現のあり方、一人ひとりの育ちや変容の具体的な探究などが、学びという視点からの研究の焦点といえるでしょう。


1953年に翻訳刊行されたハーバート・リードの『美術(芸術)による教育』(“EDUCATION THROUGH ART”)は一つの時代を画しました。それから55年間、わが国の美術教育界ではその時の世相や社会の動向に敏感に応じながら様々な研究がなされてきました。


 それらに敬意を払いつつ、いま私たちはこの名著になぞらえ、「美術による学び」(LEARNING THROUGH ART)について研究することを提唱します。

2008年2月23日
上野行一